2012年08月12日

競技人生

ロンドン五輪、「今後の競技人生」について、敗者がインタビューされる場面をよく目にする。
だが、これを面白いと思ったことはない。

次の勝負に挑むことは、価値の高いことだろう。
だけど燃焼した後って、真っ白になっていると思う。
あまりにも疲れ切って、脱力感からユニフォームを着替える気力もないだろう。
そういうとき、マスコミに人間らしい対応をしなきゃいけないことは、結構きつかったりするものだ。

敗者が、「次は頑張る」というのは建前であり、本音は競技からいったん離れたいんじゃないかな。
特に心が折られたときほど、人知れずに考えているものである。
おそらく多くの選手は、こういう気持を感じていると思う。

そんな自分の気持を確かめたかったら、一度競技を離れてから、結論を出すのもいい。
心と体が感覚を欲してくるか、違う道筋が見えてくるか、次第に本音が表れてくるものだ。
やみくもに不屈の精神を持つと、それにこだわるあまり、逆に他の価値観を見落とすことにもなる。
距離を置くのは、競技から逃げ出すことじゃなく、自分の空気を入れ換える意味で大切なことである。
周りの空気を読むのは長けても、肝心の自分自身の空気がわからなければ、健康的とは言えない。

それに、「レスリング女子48k級 金メダリスト小原日登美」も一度競技から離れて、自分の空気を入れ換えてから、再挑戦した結果が「金」なんだから、こりゃすごいことだよね。

だから、「今後の競技人生」に、感極まって即答することはない!
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Sports Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする