2012年06月14日

6月の花嫁

ジューンブライドである。
「6月に結婚した女性は幸せになれる」という、西洋の言い伝えがはじまりらしい。

結婚するからには、それまでの歩みがあってのこと。
恋愛期、いろんな言葉が交わされたかと思う。
女性がよく使う言葉がある。
 「私のこと、遊びだと思っているでしょ」
 「私と仕事、どっちが大切なの」
 「どうして、連絡をくれないの」
 「昨夜、どこにいた」
男なら、一度は言われたことがあるかと思う。
究極は、「お見合い」をチラつかせられたとき。

若ければ若いほど、恋にとりつかれたかのように、思わず口走ってしまうだろう。
別に、それを言ったからどうなるわけでもないが、男の立場で言えば聞きたくない。
かけひきめいたことをされるのは苦手だからだ。
それらの台詞を乗り越えるか避けるかは、そのときの状態で最も左右すると思える。
まあ、これらの言葉のやりとりを経由して、結婚に至ったカップルもいるだろうが。

相方は、男を試すような台詞はなかった。
僕も「仕事が忙しくて…」なんて、常套句でごまかしたこともなく、気がついたら一緒にいた感じ。
相方は童話作家の佐野洋子作、「100万回生きたネコ」に出てくる、メスネコのような気質がある。
物語の説明は省くが早い話、かけひきがいらないんだ。
それに男と女はシンプルになっていくけど、知らず知らずのうち、見えない絆が積み上がっていくもの。

だから、恋人同士のゴールは結婚式にあるんじゃなくて、もっと先にあるんだと思う。
それが何かわからないから、不安になって別れちゃうのかも。
逆にわからないから、不安になって一緒にいることもある訳で。
生活はおっかなびっくりだけど、不思議な関わり合いである。
この年齢にならなかったら、きっとわからなかったんだろうね。

6月の花嫁の言い伝えは、冒頭で書いたとおり幸せである。
そう考えると結婚って、心の物語のような気もしないではないが、永遠にわからないんだろうね。 
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする