2012年04月09日

深夜の銭湯

8日、久し振りに遅い時間に銭湯へ行った。

この時期、昼の銭湯は春の日差しを浴びて、どこか活劇風な雰囲気となる。
深夜の銭湯は、人間模様に哀愁が漂っているようで、昼の雰囲気とはかなり違ってくる。
浴槽のヘリに腰掛けてボッーとしてたり、頭からシャワーを浴びてジッとしてたり、疲れた雰囲気がある。
脱衣場でも、誰ともしゃべることなく、ただ無気力に過ごしているだけ。
パンツ一丁、時の流れに身を任せて、雑誌をペラペラめくっていたり、テレビをボッーと眺めていたりと、何も考えなくてもいい空間がそこにある。
また明日から、はじまる一週間の前夜だから、はやる気持ちを調整している気もする。

それは夜中に、近所の猫が自然に集まってきて、どこか無言の夜会をしているようにも思える。
夏目漱石の「吾輩は猫」のように、猫の目線で人間観察してみると、意外と新しい発見があるかも。
そこの銭湯には、黒の飼い猫が番台にちょこんといるんだけど、猫の目線には、何が映っているのか 知りたくなることもある。
もしかして、人の心を読んでいたり、その人の寿命を知っていたり、物言わぬ使者だったりして。
湯上りの脱衣場で腰にタオルを巻き、木製の縁台に座りながら、あれこれと猫の目線で想像してみた。

こうして、長い一日が終わりに近づく深夜の銭湯。  他人と分かち合う空間は貴重かも知れないね。
posted by GIG at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Shower Fan | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする