2012年02月10日

顔出しNG

9日、LOFTで店の消耗品を購入し、上階の紀伊国屋書店で新刊を眺めていた。

隣の女性二人連れが、村上春樹の新刊の帯を見ながら、「こんな顔してるんだ」と指を差していた。
指先の写真を見ると、どこにでもいそうなおじさん顔である。
本の著者は、カバー裏に写真が載っている場合もあるが、あまり積極的には公開していない。
その方がミステリアスだと思うし、文章に触れながら、想像を張り巡らす楽しみもあるだろう。
すぐに、答を開けっぴろげにするんじゃなく、答を探っていく楽しみとでも言うのかな…。
だから、著者の顔や経歴など、最初から興味や執着は湧いてこない。
このあたり、声優があまり表舞台に出たがらない理由と似ていると思う。

ずいぶん前、同じ会社の女性上司が、「砂の器」で有名な推理作家、「松本清張」の数多くの作品に  はまってしまい、ファンレターまで送ったほどの熱の入れようだったようだ。
ところが文章から思い浮かべる顔が、美顔過ぎたため、当時60代の実物を目にしたとき、魚の「おこぜ」に似て見えてしまい、その想いは一瞬にして砕け散ったと酒の席で大笑いしたことがある。
実物なんて、そんな程度であり、顔なんて自分寄りにイメージしてしまう。

男がきれいな熟女を思い浮かべるとしたら、「黒木瞳」や「かたせ梨乃」なんか多いだろう。
でも、「柴田理恵」や「片桐はいり」だって、立派な熟女ながら、最初にはイメージしないでしょ。
それに、顔面厚化粧の「パエリア風」な熟女だって考えられる。
それは、男も女も一緒で、童話「鶴の恩返し」みたいに、その姿を見なかった方がいい場合もある。
イメージは絶対に自分寄りに、都合よく描いている訳だからね。

僕はブログに写真を載せたり、プロフィールを簡単に公開するようなことはしない。
知られてまずいことはないが、読んで知るぐらいの想像力がないと、中心を勘違いされてしまう。
それに、店名という実名で書いているので、実際は匿名でないから、顔だって隠していないし…
それでも、顔を見たいと思うなら、「昭和の売れないフォークソング歌手」をイメージすればいい。
だいたい、顔写真を載せるほど、自分にうっとりできる顔じゃないし…   見たら、ゲロ吐くぞ!

「おじさんにならない男」を目指していたが、首・肩・腰…  そろそろ、限界域に突入してきたようだ。
posted by GIG at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする