2012年01月29日

恋愛バージン

45歳位から、恋愛が自然と楽になるのは、酸いも甘いも知るからなんだろうね。

若い時は、演技志向な恋愛も多い。
例えば、知的に思われたいから、無理に知識を詰め込もうとしたり。
朝の生活様式をブラックコーヒー、クロワッサンとサラダに変えてみたり。
日常を恋愛視点で過ごした、そんな経験は誰でもあるんじゃないかな。

ひとり暮らしであれば、女性を部屋に招き入れることを前提にコーディネートしたであろう。
普段は着ないのに、ナイトガウンでワインを飲みながら、クラシックを聴いてたりさ。
それが木造四畳半、畳の部屋だったら笑えるな。
一度は通り抜けする演出だろうが、本音とは遠い無理な演出は続かないもんだ。
若い時は、金と暇を使って、理想の恋愛イメージを作りたがる。
後で知ることは、やっぱり素直な生活が一番であること。
恋愛バージンほど、あれこれと身の回りを考えたくなるからね。

20代の頃、新宿で飲んでから、そのまま友人宅へ泊まりに行った。
部屋に入ると、リビングのガラステーブルにチェスが置いてあり、キッチンテーブルのバスケットには  フランスパンが2本、オリーブオイルが1本。
その脇には、STEVIE B  “Because I Love You” のCDが一枚ある。
しかも、チェスはやったこともなければ、フランスパンも食べずに飾ってあるだけ。
一瞬「隠れホモか…」と思ったが、架空の恋人が部屋に来たときの想定演出だという。
それを聞いて安心したが、一応シャワー室には、内鍵を掛けさせてもらった…

若い時は、架空の恋人を想定して、嘘の多い部屋を演出しているものだ。
その点、僕は色気がなかったな…
寝覚めはコーヒー、食事は卵かけごはん、興味はプロレス。
冷蔵庫の中は、6Pチーズといかの燻製にバーボン、音楽はジャズだが、俗にエロジャズではない。
女の存在を排除したような、生活感むき出しの部屋だった。
それでも、女性を意識した高価なモノといえば、ダブルベットぐらいで、空振り生活は長く続いた。

まあ、どちらがいいかはわからないが、演出的な生活は長続きしないし、本音じゃないことは疲れる。
無理して、ブラックコーヒーなんて飲まずに、砂糖とミルクを入れなよ。
無理して、クラシックなんて聴かずに、素直に「KARA」でも聴きなよ。
無理して、ナイトガウンなんて着ずに、よだれのあとがついたジャージでも着てろよ。
この年齢になると、本音の生活が一番いいなと思うようになる。
何か、本音の時代はもう、すぐそこに来ているようにも思える。
私生活の本能は許される限り、自然であることが、ストレスの発散にもなるので本音は大切だ。

だが、男と女には、イメージがあることも、肝に命じておくべきことだと思う。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする