2012年01月23日

Chihiro Yamanaka (P)

女性ピアニストが奏でる旋律は、繊細で透明感が溢れている。
原曲を素直に活かして、情緒豊かな演奏が特徴的だ。

先月、東京のN塚さんから、NY在住の女性ピアニスト 「山中千尋」 のライブ映像を頂いた。
予てから、名前は知っていたが、今更ながら、5年間は完全にノーマークだった。
そのライブ映像を観て、ひとつのパターンに陥ることのない、「スリル」を感じた。
聴き込めば、もっと語彙もわくんだろうが、その一言で大枠は伝わるかと思う。

ピアニストにとって、トリオは自分の実力を知らしめるには、最もベストな選択ユニットだ。
3人の音楽的な自由さからすれば、個人が極めてソロに近いからである。
空間を音と間で満たせる喜びがある反面、スペースが大きいだけに誤魔化しも利きにくい。
ゆえに 「三位一体のトリオ」 は、小さなオーケストラと呼ばれる所以であろう。

山中千尋からは、卓越したテクニック、ノリの取り方はもとより、「私」 の強いスピリットを感じる。
ジャズは生きものだから、メンバーに試行錯誤すると思うが、筋が良いブッキングを繰返していくうちに、どんどん良くなる可能性を秘めているようだ。
こういうタイプは、好む好まざる関わらず、メンバーを変えて、好きなことに挑戦して行けばいいと思う。

セットリストには、故郷の民謡 「八木節」 を、ジャズ風にアレンジした曲を必ず加えている。
それこそ 「私」 = 「 山中千尋」 である。

posted by GIG at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする