2011年09月11日

抱腹絶倒

18日、Kさんの誘いで、新潟の天寿園で開催された、「日中文化交流の集い」へ出かけてきた。
庭園を散歩した後、ホールで日中の民族楽器の音色に触れながら、お互いの文化を理解することを趣旨に、お茶会や講座、日中を題材にした地元のお笑いピン芸人がトークライブで… やらかしてくれた。
急に文章のくだりが、崩れたことを説明しよう。

出演した芸人が誰なのは、別に問題はない。
会場の客を笑わせることが、芸人の仕事であるからだ。
しかし、笑わせるどころか、会場の空気を唖然とさせてしまった芸人を見た。
客の中には、笑う女性もいるのだが、すぐに真顔に戻り、その笑顔に余韻を感じられない。
総じて憮然としていたり、無表情の年配客も見受けられる。
面白くないネタではないのだが、笑いのチャンネルが少し合わないようだと、オブラートに包んでおくが…
それにしても、約50名ほどの客がほとんど笑わない。
何だか、簡単に笑ってしまうと、白い目で見られそうな空気がどこかに漂っている。
だが、僕はある意味、その空気が面白くて仕方がなかった。

テレビに出演するお笑い芸人は、間違いなく人を笑わせるだけのスキルはある。
しかし、彼は無名とはいえ、客を笑わせに来ているのに、客は誰も笑わない。
しかも、あがっているようで、まばたきは多いし、早口で滑舌が良くないので、「あんた、何言ってるの?」と、突っ込みどころ満載のお笑いトークなのだ。
最初から最後まで面白くなく、何を言ってもほとんどウケないのに、やたら一生懸命である。
いいかい、 こんなに面白いお笑い芸人は、そうそうめったにいないよ。
笑っちゃいけない空気を作る芸人なんて、天才的な才能かも知れないと思わないか!
逆に僕はそれが面白くて、口にハンカチをあて、声を押し殺しながら、一人で抱腹絶倒していた。
だって、声高らかに笑ったら、ひんしゅくを買いそうな雰囲気なんだよね。
その芸人の名前を忘れてしまうほど、誰も知らない芸人だが、冗談抜きに爆笑地獄に叩き落とされた。

僕の笑いのツボにははまったが、Kさんは面白くなく、怒りの目で睨みつけていたご様子だった。
その怒りの空気が面白くて、声を出せない笑いが止まらなかった。
この日、そんな彼の最低だけど最高のトークライブを、もう一度どこかで見てみたいと思った。
僕はこう見えても、シュールな笑いが大好きなんだ!

そんな彼はどこの誰なんだろうか…?  手がかりは、39歳の新潟のピン芸人ということだけ(笑)
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする