2011年06月15日

出張帰り

見知らぬバーに入る動機のひとつに、出張帰りの解放感という理由がある。
私自身、会社勤めをしていたので、仕事と出張は切り放せず、その解放感はわかる。

出張先では、慣れない緊張感がある上、任務という絶対的な役割が頑としてある。
その分、地元に帰ってきたときほど、住み慣れた空気が心地良いと感じるのは帰巣本能だろう。
特に、新潟駅に降りついてから、連絡通路を歩いていると、温もりのある場所へ寄りたくなる。
少し冒険のつもりで、見知らぬバーの扉を開けてみようか、それとも、いつもの弱気が出てきてしまい、そのまま、そそくさと帰ってしまうか、そこは性格に違いが出るところだ。

この時点では、腹も満たされており、移動中の睡眠からも覚めて、沈黙にも飽きてきた頃であろう。
そうすると、酒と年齢に応じた会話を楽しみたくなるのは、大人にしかできないシャレた遊び方だ。
その日なら、東京の天気、都会の風景、新幹線での混み具合… 自然と会話をつなげるネタはある。
会社語以外、日常の会話に飢えている者同士であれば、貴重な時間であることは間違いない。

それをいちいち、腹を括らなければ、扉を開けられない性格では、日常の風景など変わる訳もない。
その意味では、出張帰りの解放感とは、何だか新しいページをめくるようで、期待と不安が入り混じった心境になるのかも知れないね。
人によっては、カラオケ屋に閉じこもるか、風俗店で「おそまつ君」を公開するか… あっ失礼、センスも千差万別であろう。

初級問題はたったの一問… 入って来れるのか、入って来れないのか、ただそれだけである。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする