2011年05月25日

静かな海(1)

気が早いかもしれないが、今年は海に出かけたいと思っている。

新潟の海で海水浴をしたのは、東京から外国人の友人3名が訪ねに来てくれたときの、関屋浜が最後だったので、かれこれ10年近くは海には出かけてはいない。
30代後半から、暑さで体力を奪われるのを拒むかのように、海から遠ざかって行った。

東京在住の頃、新潟へ帰省する時季は盆明けの8月下旬、それも人影がまばらな海と決まっていた。
観光や帰省ピークではないので、毎夏2〜3日間は、ひっそりと地味な帰省休暇を過ごしていた。
午後から、窪田町海岸の海辺でひとり寝そべって、真っ白な肌に弱い陽射しを無理矢理浴びせながら、夏の気分を満たしたものだ。
だが、夏の終わりの帰省は、少し寂しく感じるものがあった。

そんな静かな海辺で寝そべっていると、悩みや考え事を誘発させられるような雰囲気になる。
仕事のこと、親のこと、結婚意志のこと、このまま東京にいるべきか、それとも新潟に帰郷すべきか…。
年齢的に考えても、いつまでも先延ばしにはできなくなるであろう。
何だか、自分の無力さに輪をかけて、止めどもなくプレッシャーが押し寄せてきた。
だが、それを深刻に考えても、まず答えは出てこなかった。
毎夏、「自然のなりゆきに任せるのがいいのかな…」と思いながら、熱が冷めた砂浜を歩いて帰った。
あれから、ずいぶん時は経ったけど、そんな自然のなりゆきが、今の生活なのかも知れない。

おっさんになってしまったが、考えと形はどうあれ、もう一度、海辺で寝そべってみたくなってきた。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする