2010年11月30日

Jazz Talk Vol.3

当店、ジャズでありながら、ジャズらしくない。
また、ジャズらしくないが、ジャズがある。
判断を要する部分だが、これも個性だと思ってくれたら、店主として嬉しい。

私は迂回を繰返しながら、かれこれ30年はジャズを聴いている。
だが、聴き続けてこの方、自慢できるコレクションはないし、知識で人を論破するようなタイプでもない。
それこそ、正式にジャズの勉強などしたこともない。
仮にしたとしても、趣味の範囲では役に立たないし、仕方によっては視野が狭くなるだけだ。
だから、人と比べたりしたことはないし、この先することもない。
極端なノ−天気ではないが、健全にジャズを楽しんでいるタイプと自負している。

一般的に、ジャズの愛好家や演奏家は、それぞれ個性があって面白いのだが、人見知りする人も多く、少しコミュニケ−ションを取りにくいかも知れない。
他意がある訳ではなく、ジャズはあまり言葉を多用しない性質のせいか、比較的寡黙な人が多いと言えば、カドは立たないであろう。
その点、シンガ−系は唄い慣れているのか、おしゃべり上手な人が多い気はする。

以前に何かのコラムで、ジャズトランペッタ−日野皓正さんのコメントが印象的だった。
(演奏者側の立場から)  「ジャズは最もコミュニケ−ションが大切な音楽なんだから、コミュニケ−ションが悪ければいい演奏はできない」と。
楽しさを伝える側のコミュニケ−ションが悪ければ、伝わる楽しさも伝わらないことを、トッププロとして、言いたかったのだと思う。
それができなければ、パ−マネントなグル−プ内で、各々が自己満足に陥ってしまうからであろう。
それは、相手の音もしっかり聴かなければ、それ以上の展開は見込めないとでも言っているようだ。

過去、「いい演奏するなぁ〜」と感じた演奏者の人柄って、普段の言語と態度にも魅力があった。
ジャズはやっぱり、“コミュニケ−ション音楽” なんだろうね。
posted by GIG at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Jazz & Music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする