2010年04月27日

暴対法施行から18年

92年3月 通称/暴力団対策法が施行。

26日、東京駅周辺の路上で、屋台営業している店主を相手に、不当なショバ代を請求したとして、暴力団員4人が恐喝未遂で逮捕された。

略称/暴対法が施行されるまで、それはもう飲食店の経営者や店長職は暴力団との戦いでもあった。
それは、徹底抗戦するか、馴れ合いとするか、服従するかの選択を迫られた。
それこそ、パンチパ−マにド派手な衣装と貴金属をまとった男達から、強弱織り交ぜた、恫喝演技を見せつけられた時代である。
彼らは、ビビらせることを挨拶代わりにしている為、刺青をチラつかせては、ドスの利いた決まりセリフのオンパレ−ドが始まる。  (下手な会社のOJTなんかより、よっぽど上手なもんである)

店の対抗手段として、店長に据えられるのは、頭がキレて肝っ玉が据わったタイプが最有力だった。
これは理屈でなく、現場で経験した者でないと分からない。
それこそ、本部の担当者が急に不在になったり、現場で責任者が動揺して、厨房に隠れた者もいた。
暴力を背景に、不当な利益を上げる集団相手に、心中穏やかになれないのは無理のないことだ。
このように、本来は経験しなくてもいいことまで、経験しなければならない時代と立場であった。
だから、現在40歳以上の経営者に筋金入りが多いのは、そんな経験が身についているからである。

その法律が施行されてから、今の時代そんな経験をすることなく、誰もが安心して経営者や店長になれるようになったのは、社会正義が動いたからだ。
お客様が安心して寛げる店を目指すなら、不当なグレ−ゾ−ンは作ってはいけない。

その意味では、暴対法が機能していることを社会に知らしめた、有意義な報道だったと思っている。
posted by GIG at 04:33| Comment(1) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする