2010年04月30日

深夜にようこそ…VOL.2

深夜1時を回った頃、Mさんがゆっくりと扉を開けた。
愛飲酒“カリラ”ダブルロックを黙って注いでいると、糸を引くように、静かに涙を流していた。
昔の仲間が自殺したらしく、それも私と同じ45歳の男だという。

私が初めて、仲間の死に直面したのが、高校2年生の春。
それまでの9年間、同じ道場と学校で、柔道のライバル関係として競い合った奴は、私との決着もつけずに、16歳の若さで病のため逝ってしまった。
その葬儀で見たのは、泣き崩れる母親を、涙でむせながら懸命にささえていた、父親の姿だった。
今思えば、大人という人生を経験できずに逝ってしまった、奴の無念さが刻まれた気がした。

残された家族に、どれほど大きな悲しみを与えるかわかるだろう。
死んだ時、泣いてくれる人間は必ずいるんだよ。

自殺で逝った仲間は、深夜のバ−で、“自分のために泣いてくれた” Mさんの涙を知らない。
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2010年04月28日

5月のお知らせ

 5月 定休日 
   5日(水) 9日(日) 16日(日) 23日(日)
< 30日(日)日曜営業 深夜1:00 >

 住所   新潟市中央区東大通2−9−5
 電話   025−247−1644
 営業時間 19:00→深夜3:00
 定休日  日曜日 (祝前日営業/月末日曜営業)

徒然なるままに…

27日、夕方から降り始めた小雨が、桜の散り際を味わい深く感じさせてくれた。
17日、新宿御苑で開かれた「桜を見る会」で、鳩山首相の言葉が印象的だった。

「晴れると人は集まるが、雨が降れば人は去っていく…雨天の友こそが真の友だ」

40歳も過ぎると、人間関係は広がるどころか、逆に狭くなってくるものだ。
だが、そのぶん、味わい深さを知るようになる。
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2010年04月27日

暴対法施行から18年

92年3月 通称/暴力団対策法が施行。

26日、東京駅周辺の路上で、屋台営業している店主を相手に、不当なショバ代を請求したとして、暴力団員4人が恐喝未遂で逮捕された。

略称/暴対法が施行されるまで、それはもう飲食店の経営者や店長職は暴力団との戦いでもあった。
それは、徹底抗戦するか、馴れ合いとするか、服従するかの選択を迫られた。
それこそ、パンチパ−マにド派手な衣装と貴金属をまとった男達から、強弱織り交ぜた、恫喝演技を見せつけられた時代である。
彼らは、ビビらせることを挨拶代わりにしている為、刺青をチラつかせては、ドスの利いた決まりセリフのオンパレ−ドが始まる。  (下手な会社のOJTなんかより、よっぽど上手なもんである)

店の対抗手段として、店長に据えられるのは、頭がキレて肝っ玉が据わったタイプが最有力だった。
これは理屈でなく、現場で経験した者でないと分からない。
それこそ、本部の担当者が急に不在になったり、現場で責任者が動揺して、厨房に隠れた者もいた。
暴力を背景に、不当な利益を上げる集団相手に、心中穏やかになれないのは無理のないことだ。
このように、本来は経験しなくてもいいことまで、経験しなければならない時代と立場であった。
だから、現在40歳以上の経営者に筋金入りが多いのは、そんな経験が身についているからである。

その法律が施行されてから、今の時代そんな経験をすることなく、誰もが安心して経営者や店長になれるようになったのは、社会正義が動いたからだ。
お客様が安心して寛げる店を目指すなら、不当なグレ−ゾ−ンは作ってはいけない。

その意味では、暴対法が機能していることを社会に知らしめた、有意義な報道だったと思っている。
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2010年04月25日

愛犬ポン太の想い出

人はこう言う。
 「犬は裏切らないから好きだ」と…だが、人は平気で犬を裏切る。

土曜の陽気に誘われ、自転車で町中を走っていたら、珍しく放し飼いと思しき、毛並みの悪い茶色の雑種犬を見かけた。
首輪はしてあったので、飼主はいるだろうが、神経質な通報で保健所に捕まらなければいいが…。

今年は異例なほど、命の尊さが取り上げられている。
それは何も、人間の命だけに限ったことではない。
先進国ほどファッション感覚で犬を飼い、人間並みの衣食住で持て成すという。
だが、犬が動物の本能を見せたり、老犬になってくると、平気で処分を依頼する飼主も多いと聞く。
また、新築物件に越すと家が傷むからという、酷い理由もあるらしい。
最初は家族扱いしておきながら、平気で捨て去る身勝手さに憤りを感じる。
まるで、いつでも捨てることができるのを、前提に飼っているようにも思える。
飼うということは、最後を看取るまで一緒にいてやろうと思うのが、飼い主の愛情であろうに。

そう思う理由がある。
昭和50年頃、定期的な野犬狩りが行なわれており、捨て犬や捨て猫を拾ってきては、家では飼えないからと、また元の場所へ泣く泣く戻しに行くのは、決まって子供たちだった。
私も小学生の時、茶色の雑種犬を拾って、泣き落としで飼ったことがある。
メス犬に「ポン太」と名づけて可愛がっていたが、私の最悪な不注意で保健所に捕まってしまった。
それ以上は語りたくないが、どうしても引取りに行けない理由があり、何もできなかった。
思い出すと胸が痛み、罪悪感と楽しかった想い出に縛られ、少しトラウマ的に犬を飼えないのだ。
命を預かるとは、そういうもんではないだろうか。
辛さを伴わない飼育は、本当の情操教育にはならないと思う。

茶色の雑種犬を見ながら、「ポン太は許してくれているかな?」と、フッと思った。
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2010年04月15日

クライマ−ズ ハイ

2008年 日本映画 クライマ−ズ・ハイ (主演 堤 真一)   
人間関係の確執やしがらみに苛立ちながら、紙面作りに挑んでいる記者たちの壮絶なスト−リ−。
ジャ−ナリズムとは、如何なるもの…考えさせられる。

現代の活字離れに加え、若い男性が新聞を読まなくなったと言われて久しい。
あるシンクタンクの調査によると、その理由の全体の6割強が、購読料の負担にあると云う。
背景には、ネットのニュ−ス配信が影響していると思うが、それにしても意外な調査結果だ。

新聞は社会の今を小銭で知る事が出来る、公式性の高い紙媒体である。
それが負担となるようでは、時事問題や社会との関わり、ひいては判断基準の在り方に不安を感じる。
若者は器用にテレビやネットのななめ読みなどで、いち早く情報を得ると思うが、その多くは浅知恵に近いものもあり、世代を越えた議論にもなると、どこか噛み合わない気もする。

私は自他共に認める頭の悪さだが、若い貧乏サラリ−マン時代でも、新聞購読だけは欠かさぬ自負はあった。
読解力に自信はないが、バカはバカなりに、少しでも読む習慣は身に付けたつもりだ。
それは新聞で喜怒哀楽を感じて家庭や職場、時には友人と酒場でコミュニケ−ションしたものだ。

それがいつしか、無料ク−ポン雑誌のように、タダが当たり前の風潮が幅を利かせると、逆にありがたみを感じなくなる。
新聞は時代の文化であり、コミュニケ−ションリンクの宝庫だと思うけどね…古い考えなのかな?
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2010年04月13日

休日ふらり(1)

正午に目覚め、コ−ヒ−をゆっくりと飲みながら、朝刊を広げる。
次はシャワ−を浴びるのが日課だが、洗面道具を用意して、近所の銭湯へ昼風呂に出かける。
浴室の窓から差し込む、春の日差しが白いタイルに反射し、程よい眩しさが気分を和らげてくれる…。

疲れた身体をほぐした後、夕方から徒歩で万代橋を越えて、一人で古町をブラついてみる。
気の向くまま、いろんな街角を歩き回っては、当時の思いを張り巡らす。
偶然、懐かしい顔と出くわすこともあり、自然な笑顔で挨拶を交わすことも多い。
だが、時の流れは早いもので、人懐っこい表情は変わらぬもの、顔の渋さは増してくる。
人と人が交わる表情こそ、その街の文化や気質、人間関係を物語っているようなものだ。

夜になると、急に古町の人影もまばらになり、ネオンサインも少し寂しくなる。
だが、帰るには早すぎるので、ジャズのライブを聴きにハコに入った。
ユニットは、ワンホ−ンカルテット+ボ−カルのスタンダ−ドナンバ−。
ビ−ル片手に、フィンガ−フ−ドをつまみながら、2ステ−ジ聴き入る。
息づかいのある雰囲気に身を置くと、自然と躍動感を与えてもらえる。

ライブ終了後、街の小雨も気にせず、徒歩で万代にある知人のオ−プンキッチンへ顔を出す。
扉を開けると笑顔で迎えてくれ、ラザニアを夜食代わりに、バ−ボンソ−ダ−を喉に流し込むこと5杯。
そこで、今日の出来事を巻きで聞いてもらい、ホロ酔いになった頃、独りの短い休日が終わった。

休日を自由に過ごさせてもらったからには、家族への手土産は忘れてはならない。
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2010年04月09日

晩節の意識はないのか

7日埼玉県飯能市で動物葬祭業の経営者が、ペット死骸遺棄容疑で逮捕された。
容疑者71歳は10年程前まで、地元の町会議員を三期12年も務めたというではないか。

最近はそれなりの歳月で社会的な地位を築きながら、自らの晩節を汚す男が多くなった気がする。
また、過去に犯罪歴もなく、風貌や年齢も常識的と思われる普通の人間なのに、見えない場所なら平気で腐りきったことをやる、陰湿な世の中になってきた。
もはや、年齢と立場の買いかぶりとしか言いようがない。

温情にも、容疑者は年齢的な孤独感に苛まれ、精神が不安定な状態になっていたのかとも思った。
だが、犯行経緯では、それは絶対考えられず、犯行動機は「金儲けのためにやった」と容疑を認めた。
もちろん、詐欺容疑でも立件されるべきであろう。

晩節の意識がなく、命を粗末に扱い、金の亡者と化した、あまりにも哀しすぎる71歳である。
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2010年04月07日

新小学一年生の夢

全国的に入学式のピ−クである。
今朝ほどの新聞社会面で、新小学一年生の “将来なりたい職業ベスト10” が掲載されていた。

お決まりのタレントやスポ−ツ選手などは、ひとまず可愛いご愛嬌としておき、全体的に女の子の方が、看護師・保育士・教師など、優しさを帯びている印象だ。
一方で男の子は、警察官・消防士と正義感の表れが目立つものの、「テレビアニメのキャラクタ−になりたい」など、大人びた女の子に比べると、無垢な夢がしばらく続くようである。
そういう私も、“スぺクトルマン” になりたかった口だった。

子供の夢は、最初は空想で始まるから、スケ−ルの大きいことを思い描くのは自然だ。
教室で鼻タレ小僧が手を上げて、「宇宙パイロット」と叫んでいた方が、バイタリティ−を感じる。
現実、義務教育が終わる頃、達成可能な“目標”で進路を決めていくのだから、せめて子供時代は素直に子供らしく、ビッグマウスでいてほしいと思うけどね。

だが、チビッコたちに、これだけは忠告しておく…いいか、絶対に バ−テンダ− にはなるな!
こんな、おじさんになってしまうぞ …(ToT)v イェ−イ。
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2010年04月05日

Jazz Talk Vol.2

日曜に街中を散歩していると、あらゆる空間からジャズが溢れていることに、改めて気づかされた。

フラッと立ち寄った喫茶店、衣料品店、果ては焼鳥屋から蕎麦屋まで。
店主が好きで流しているのではなく、その多くはイメ−ジ的なチョイスに過ぎないであろう。
理由があるとすれば、会話の邪魔にならないBGMとして、判断されている向きがある。

このように、風に吹かれている感覚で、耳にできるのがジャズだ。
だが性質上、どれも同じように聴こえてしまうため、感情移入しにくく、この時点で飽きてしまい、それ以上は興味が発展しにくいのもジャズである。
じゃあ、どうする?  …どうするもこうするも、これがジャズなのだ。

そもそも、難しいと感じること事態、癒されていないのだから、感覚的に欲してないと思う。
私の考え方はシンプルで、難しいから嫌いだとかではなく、楽しいからジャズを聴く。
音楽の字の造りに逆らって、陰気臭く、タメ息まじりなんてのはご免であり、特別に求められない限り、何かと比べるようなことも言わない。
明るい考えには、明るい人が集まるだろうし、気難しい考えには、気難しい人が集まるでしょう。

“楽しいから聴く”  …私はジャズに、それ以上の答えはないと思っているが。
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2010年04月02日

4月のお知らせ

 4月 定休日 (日曜日)
   4日(日) 11日(日) 18日(日) 25日(日)
【29日(木/祝)通常営業致します】

(入荷しました)
・よなよなエ−ルビ−ル (軽井沢)
・コロナ エクストラ (メキシコ)
・ズブロッカ (ポ−ランド)
・グレンモ−レンジ 10年 (ハイランド)
・スプリングバンク 10年 (ハイランド)
・CCブラック 8年 (カナディアン)
・デュワ−ズ 12年 (ブレンディッド) ※ボトルキ−プOK

基本的にお客様のご要望に応じて、アイテムを決めさせて頂いております。
若干のシ−クレットラベルはご了承の上、取扱についてはお気軽にご相談下さい。
今月もご来店の程、お待ち申し上げます。

徒然なるままに…

ここ数日、お天道様の気まぐれに、振り回された方も多かったのでは?
花粉症を避けては通れないこの時季。
私の予防策は、玄関先で上着を脱ぎ払い、シュワ−ついでの鼻うがい程度で済ませている。
まぁ、性格的に流行は追わないので、花粉症になる要素を持ち合わせていないが…?
そんな街中で見かける“カラス天狗”を横目に、「俺は何のアレルギ−に反応するのかな?」と、自分に奇特な興味を抱いている今日この頃である。
posted by GIG at 03:38| Comment(0) | TrackBack(0) | Infomation | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする