2010年02月04日

Hot Whisky

底冷えする真冬のバ−で飲む、ホットウイスキ−が好きだ。

ポットのお湯では少しぬるめなので、あえて沸かしたお湯を注いでもらう。
原酒はバ−ボンで、荒々しい香りが湯気に立ち込めて、目を刺激するぐらいが丁度いい。
手元には、読みかけの文庫本とチ−プなつまみがあれば十分だ。
だいたい、男が食事にあれこれ、能書きたれる姿は見苦しい。
音楽はジャズボ−カルが、静寂な夜に流れていれば気持ちが和らぐ。
街は雪が静かに降っていれば、落ちついてシャレた味わいを感じる。
隣の席には、どこか自分と似た香りがする男がいて、適度に会話が交じり合えば、お互い知識がつくというものだ。
そこに店主の絶妙な接続語が入れば、それはもう対話の機能が持てる場として楽しい夜となる。
ただし、その対話は一夜限りで、次回を約束しない身軽さこそが、逆に会いたさを引き立たせる。

誰から教えられたわけではないが、バ−にはシナリオが存在しない、安らぎを感じたものだ…。

私は末尾の過去形を古い価値観とせず、現在進行形にしていきたいだけだ。
posted by GIG at 04:01| Comment(1) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする