2009年05月05日

客観的な空間

バ−は、「客観的で不思議な空間だ」と感じます。

少し露骨な表現ですが、カウンタ−を隔てて、「客側はプライベ−ト」、「店側はビジネス」で、仕切られた空間と時間を共有した世界が作られています。
そして、見ず知らず同士が私的な時間を持ち寄り、日常の疲れを癒す大人の空間になるのです。
私的な時間とは云え、他人と雰囲気を共有し合っているからには、良好なマナ−とコミュニケ−ションが必要で、独りよがりな態度は許されず、最終的には“対人能力”に行き着くと思います。
「他人を思いやる」基本的な部分が欠けている人は、いくら詭弁を用いても、いずれボロが出る気がしてなりません。

例えば、飲食店で動物的な食べ方をしていたり、他人に不快な印象を与えている人は、普段の仕事ぶりや人間関係が垣間見えます。
まして、評論家気取りなことを言うのは、新人社員程度で止めていたほうが利口だと思います。
つまり、店側の視点は案外、その人のTPOを見ているのです。
店側の辛さはどんな場合でも、非常に人間的な対応をしなければならないことかもしれません。
その意味で私は、「健全なお客に恵まれている」ことに感謝したい。

昨年、福田(前)総理大臣の「客観的」という言葉が茶化されて、流行語大賞にノミネ−トされましたが、バ−だけには限らず、この 客観的 こそ、実は一番大切なのではないでしょうか。
posted by GIG at 16:55| Comment(1) | TrackBack(0) | Bar & Human | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする