2009年05月29日

明るい会社の人間関係

━「好きなことをやってない奴の顔は歪んで見える」━
昔、対談でジャズピアニストの山下洋輔さんがこう言ったらしい。

先日、KH様が勤務する某会社主催、産業設備の展示会に行った。
時折、当店にお見えになる会社の方々が一堂に集まるだけに、私も挨拶を兼ねた次第であった。
KH様を始め、皆様の仕事ぶりを見て思ったことは、何より、「仕事の表情が明るい」ことだった。

会社で抱く悩みの多くは、仕事ができるできないよりも、人間関係に起因していることの方が大きい。
関係が良好であれば、社員の表情は明るいはずで、自然と士気も高まり、成果に直結しやすくなる。
特に女性社員の表情は、組織の内部を映し出している鏡である。
そこは多くの会社員も、薄々気づいているだろう。
私の職業的見地から見て、どうやら会話と酒のたしなみ方には、その人の仕事ぶりが投影されており、会社としての「民度」を感じさせる時もある。

某会社の皆様は、仕事も遊びも本気で楽しんでおり、一緒に酒を飲んで疲れを洗い流せる同僚、上司、部下達がいる。
時として先輩を誘ってみたり、気楽に後輩に声をかけたり、礼を重んじながら、世代を越えて普通に会話できる関係から見えることもあるはずだ。
裏を返せば、多少の苦悩もあるだろうが、その関係は羨ましいとさえ感じさせることもあった。
今後も健康にいい酒の飲み方をしてほしいと思うし、まずは二日間大変お疲れ様でした!

…冒頭、山下洋輔さんの言葉は真実をついているような気がする。
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2009年05月23日

中島らもからの手紙

80年代後半、格闘団体「UWF」は社会的ブ−ムにまで成長した。
だが、若きリ−ダ−前田日明は、突然91年1月に解散を宣言。
その理由と後の軌跡は、時代の格闘ファンであれば周知であろう。
…前田の生き方はけして嫌いにはなれない。

失意から立ち直るきっかけを作ったのは、組織外にいた少数の人間関係だった。
その中の一人、作家の中島らも(故人)が、前田に宛てた手紙の一文が印象に残っている。

「君には挫折をする資格はない。若者達は人間がこんなに執念を燃やしても、所詮はこうなるのかと失望してしまう。だから君は挫折する資格はないのだ」

こんな内容だったと記憶している。
その若者の中には当時の私の目もあった。

一般的に組織内を泳ぐことに関心を持ちすぎると、人間関係は何か別な意図が絡んできたりする。
他意を感じさせる人間関係は不純だと思うし、そういうのは後から相手に伝わっていくと思う。
一方、組織外の人間関係は処世術がないので、ストレ−トに感じたことを伝えてくれたり、出会いに大きさを感じる場合がある。
苦楽を共にした組織の戦友は大切だが、前田日明と中島らものように、「門外漢の友」がいる人生も大切だと感じる。
それは、友情が機能している状態を保ちながら、時には厳しいことを言ってくれる人に惹かれるのが、男の気質だからである。

無理なく自然な状態でこんな風になれたら、それは真の関係かも知れないね。
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2009年05月15日

明るく介護しようよ!

高齢化による介護の社会化が急速する中、社会認識に加え、制度もなかなか追いつかないようだ。

現実、それぞれの家族では、どんな形と方法で介護しているのか、あまり知られていない。
それは、身内関係も含めた家族が、様々な状況を作り出してしまうからだと思う。
つまり、介護体験はきれいごとではなく、身内の因果関係も含めて語らざる得ない為、それなりの勇気も必要となる。
そして介護の虚しさは、その努力が報われないことにもある。
どんなに手を尽くしても、最後は見送る時が来るからだ…。

また世間からも、親の面倒を看るのは当然であるとされ、けして讃えてもらえない孤独感にも直面する。
「介護はやった者にしか分からない」とは、この気持を指しているのだと思う。

実際、こんな背景を抱えている人は少なくないだろう。
閉じこもっているだけでなく、たまには雑談に興じたり、身の上話を聞いてもらうだけでも、気分が晴れる時がある。
私自身、息を抜く機会を持つことが、どんなに大切か分かっているつもりだ。
同じ境遇である他人同士の方が、意外と分かり合えたりするものだ。
精神的なストレスを独りで抱え込まないよう、積極的に人と社交することで楽になれる。
それが、「明るい介護」となり、結果、「自分のため」になると思う。

何の変哲もないジャズバ−だが、お客様がやすらげる場所になっていれば素直に嬉しいね。
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2009年05月11日

ジャズ本について

ジャズをテ−マにした本は豊富だが、そのほとんどが50〜70年代の巨匠を至上した名盤・名演の解説本やヒストリ−などで、語りつくされている感は否めない。
そんなこともあり、長年ジャズの本にはめっきり触れていない。

音楽は文章で感じたり、感動を強いるものではないが、音楽を執筆するのは難しいと思う。
ほど好く聴き込んでいないと内容が乏しく、ベタなキャッチを書き流す程度になりがちだ。
そんな、ジャズの黄金期に支配され続けているペンタッチも多い。
評論家や音楽ライタ−の記事は、非の打ち所は少ないが、個人的に読みたいのは、現役ジャズプレイヤ−が執筆したノンフィクションタイプだ。

つまり、ファンの視点からジャズを語るのではなく、現役からの視点で語ってもらいたい。
音楽家は執筆が本職ではないので、難しいのは当然だが、「あの時代の演奏とメンバ−について…」、「当時のエピソ−ド…」など、ジャズファンにとって、その好奇心は強いはずだ。
現役ジャズの大御所には、ぜひ自伝本や回想録で、“音を書いてほしい”と思っている。

特に、世界的に有名な渡辺貞夫さんは、ジャズの楽しさを日本人に幅広く伝え、才能ある人材には、積極的に活躍の場を与えている。
更に、中高生の音楽教育にも力を入れ、伝道師的な役割を担っている。
その姿は、多くの経験を惜しむことなく人に分け与えており、見返りを求めない姿こそが、音楽以外にも広く愛されている理由ではなかろうか。

日本ジャズの重鎮達には、音以外の“言葉の軌跡”も、残してもらいたい。
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2009年05月05日

客観的な空間

バ−は、「客観的で不思議な空間だ」と感じます。

少し露骨な表現ですが、カウンタ−を隔てて、「客側はプライベ−ト」、「店側はビジネス」で、仕切られた空間と時間を共有した世界が作られています。
そして、見ず知らず同士が私的な時間を持ち寄り、日常の疲れを癒す大人の空間になるのです。
私的な時間とは云え、他人と雰囲気を共有し合っているからには、良好なマナ−とコミュニケ−ションが必要で、独りよがりな態度は許されず、最終的には“対人能力”に行き着くと思います。
「他人を思いやる」基本的な部分が欠けている人は、いくら詭弁を用いても、いずれボロが出る気がしてなりません。

例えば、飲食店で動物的な食べ方をしていたり、他人に不快な印象を与えている人は、普段の仕事ぶりや人間関係が垣間見えます。
まして、評論家気取りなことを言うのは、新人社員程度で止めていたほうが利口だと思います。
つまり、店側の視点は案外、その人のTPOを見ているのです。
店側の辛さはどんな場合でも、非常に人間的な対応をしなければならないことかもしれません。
その意味で私は、「健全なお客に恵まれている」ことに感謝したい。

昨年、福田(前)総理大臣の「客観的」という言葉が茶化されて、流行語大賞にノミネ−トされましたが、バ−だけには限らず、この 客観的 こそ、実は一番大切なのではないでしょうか。
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2009年05月01日

5月のお知らせ

5月の定休日
6日(水) 10日(日) 17日(日) 24日(日) 31日(日)
3日(日)通常営業→6日(水)振替代休日
PS
短期出張の任務を無事に終えて東京に戻られたN山様。
約二ヶ月間、毎週お越しいただき誠にありがとうございました。
ほがらかな表情で会話に溶け込んでいた社交性が印象的でした。
新潟でお手伝いできることがあれば気軽に連絡下さい。
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