2008年12月29日

パルティア

栄枯盛衰 …思い入れのある方も多いと思う。

ビルの閉鎖に伴い、ジャズライブの老舗「パルティア」が今月末で閉店する。
33年の歴史に幕を閉じ、新潟の文化が一つ消えるようで惜しまれる。
思い出にはしたくはないのだが…

個人的には、現在の古町7番町よりも、2番町・8番町の時の方が思いは深い。
15歳の時、2番町で中村達也(Dr)の生演奏を間近で聴き、“即興の瞬発力”に惹かれた。
初めてお会いしたママの第一声が、「お兄ちゃん楽しい?」と話しかけられたことを、最近の出来事のように思える。

特に8番町へ移転後、80年代の古町は活気に満ち溢れていた。
若者はカフェバ−などの色恋空間を愉しみ、大人の空間ではジャズの第二次ブ−ムも起きていた。
国内外の有名ジャズメンはもちろんのこと、地元精鋭陣の演奏にも、熱い息吹を感じたものである。
店内はジャズに加え、グラスやジッポの反響音・キッチンの作業音・電話の呼出音・レジの開閉音…
そして冗談と笑い声がいつも飛び交っていた。

ジャズを通して、大人の世界を見入ったものだ。

パルティアが熱くないと、新潟のジャズは盛り上がらない …そんな不文律だった気がする。
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2008年12月24日

静粛な真剣勝負

巌流島の決闘と聞いて「アントニオ猪木vsマサ斉藤」を思い浮かべた方は即刻、右上×ボタンをクリックしてお引取り下さい。
「宮本武蔵vs佐々木小次郎」のことです。

昨夜、ボクシング世界タイトルマッチを観て、演出は鮮やかだが格闘スポ−ツ本来の凄味は伝わりにくいと感じた。
凄味とは肉体が軋む音、拳の衝突音や荒い息づかいなどの生々しさを指します。
試合が近づくと次第に選手が無口になるのは、潜在的な緊張感が心理的に襲ってくるからである。
選手はこんな心境だが、観客は軽快なポップ音楽を観に来ている感覚なのだろう。
実はどぎつい場面を観ているのだが、演出が恐怖を取り除いているのだ。
選手の入場音楽や歓声、無音声に近い状態を想像すれば、その緊張感はリアルだと思うが。
寧ろ、静かな会場でアマチュアの格闘技大会の方が演出が少ない分、本来の緊張感は高い気がする。

巌流島の決闘が語り継がれているのは、静粛な真剣勝負の原点があるからなのでしょうか。
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2008年12月22日

YUSAKU MATSUDA

ブラック・レイン
1989年/日米合作/アクション映画
主演/松田優作 高倉健 マイケル・ダグラス アンディ・ガルシア

適当にビデオを抜き出して再生すると、日本のマフィアを演じる松田優作が、ニュ−ヨ−ク市警役のマイケル・ダグラスに航空機で日本に護送されているシ−ンからだった。
松田優作のハリウッド映画デビュ−作、“ブラック・レイン”であり、アルファベットになった作品だ。
オ−プニングテ−マに載って、【YUSAKU MATSUDA】の名が、劇場のスクリ−ンに大きくクレジットされた瞬間、それはもう鳥肌が立ったものだ。
そして、エンドロ−ルのテ−マが鎮魂歌のように聞こえた。
私は松田優作をリスペクトできる世代である。

東京時代、近いうちにどこかで会えるような気がしていた。
それというのも、俳優の安岡力也さんの友人と接点があり、「優作さんも交わる時があるから今度来なよ…」と声をかけられていた。
当時の話によると、下北沢の某バ−で「ア−リ−タイムス」を好み、仲間と激論を交していたらしい。
生き方がストイックで、気性が荒いとは聞いていたが、それだけ役者意識も強かったのであろうか。
私は門外漢だが、一言二言会釈でも交したかったのは、兄貴分のような眼差しからだ。
そんな折に訃報を知ったのが、11月の新宿駅ホ−ム売店で目にした新聞の夕刊記事であった。
松田優作が病魔に侵されていたのを知っていたのは、身内以外では安岡力也さんだけだったらしい。

当時、生活圏が似通っていたので、偶然どこかで会えそうな気がしていたが会えなかった。
…あれから、約20年の歳月がたった。
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2008年12月21日

決まり台詞

18日 大相撲 時太山事件の被告である、兄弟子三人に執行猶予付の有罪判決が出た。

情状酌量の余地は 「親方の命令は絶対だった」 という理不尽な理由だった。
私が事件の概要を切っても仕方がないので、体育会系に巣食いがちな体質を語りたい。
一連の報道で嫌った言葉がある。

上下関係にありがちな、「〇〇には逆らえなかった」。
組織に統率は必要だが、自制心が働かないのは、催眠状態に陥っているカルトチ−ムだ。
意志薄弱な者ほど強い立場を崇拝して、自身もその立場にあると錯覚を始める。
これら、ねじれた忠誠心が悲劇を作った。
「責任は取る」 と言って命令していた親方は、今になっては開き直っているようだ。

「昔はもっと厳しかった」。
昔と比べたがる人はいるが、実際はその昔話には、尾ひれがついていることが多い。
「俺たちの頃は」 を例に挙げたい気持は何となく解るが、昔話で正当化されたら大変だ。
事件発覚当初、テレビで元幕内力士が昔話を引き合いに出し、被告達を擁護していたが、この人だけはコトの重大さと状況が、のみこめてなかったらしい。
言葉を聞くと格言のようだが、強制された環境が長いと、何をどう語っていいのか解らなくなる。
出る言葉は、体質的な決まり台詞となる。

体育会系の体質は根強いが、これを機会に有識者が現れて、再発防止に努めてほしい。
時太山の父、斉藤さんはもう自分自身を責めないで下さい。
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2008年12月16日

幼稚な政治報道

仕事柄、政治には触れたくないのだが我慢ならん。

私は特定政党や支持者もいない言わば浮動票だが、選挙は必ず投票しに行っているので、発言する資格はある。
選挙に行かないくせに、国や政治を語る矛盾は嫌だ。

最近の政治ニュ−スを見ていると、メディアが何の役にも立たない情報を垂れ流していることに腹が立つ。
昨日夕刻のニュ−スが悪例だった。
麻生総理が“ペン先のキャップを口に加える癖がある”だとか…それが何なの?
揚げ足報道ばかりで、真の問題にフィルタ−がかかって、国民を困惑させている点に気づいているのだろうか。
そのうち、総理がトイレで紙を何センチ使用したから、庶民感覚がずれていると話題になるかもね。

何事に対しても、反対の姿勢を取り続けて、言い争いにふけたり、悪印象を企てることを目的にした連中は存在する。
ペン先なんてどうでもいいし、内々で指摘すればいいこと。
批判するための材料探しもいいが、報道のプロとしてプライドある社会風刺をしてもらいたい。

報道に怒るというより、最近は幼稚で呆れることが多い。
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2008年12月15日

ザ・プロレスト−ク VOL.1

たまに、お客様とプロレス談義になってしまう時があります。
「詳しいね」なんて言われたら、仕事を忘れて会話が白熱するので、封印していますが。
それこそ、「卍固め」「バッファロ−・アレン」「地獄突き」なんて、聞くに堪えませんよね。

主に新日本プロレス、女子プロレスを経て、UWF、リングスの未来志向型の演出に魅せられた。
後に、カミングアウトされたが、その時代で楽しめたから、過去を裏切られた気にはならない。
あのプロレス会場の熱気と歓声、野次と失笑…80年代からは特に楽しかった。

団体スポ−ツのように一丸主義でなく、個人が楽観主義で勝ち負けにも寛容だった。
それにプロレス観戦後は、仲間と新宿の焼肉屋で120分バトルト−クしたものである。

そんな時代を経て“99年前田日明・引退試合”が最後となり、自分の中で何かがはじけ、あれほど好きだったプロレスを見なくなった。
前田日明の引退で、自然と終止符を打った感じかな。
その後、悪癖のカムバックもなく、表舞台から消えたことで、伝説と化したレスラ−である。
いつか、有識者だけで前田日明の功績を語ってみたいですね。

チャパリ−タM氏…「前田対A.ジャイアント」のガチンコビデオはいかがでしたか。
画像も音声も悪く申し訳ありませんでしたが、リアルだったでしょ。
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2008年12月11日

渋谷スイング

97年のクリスマスを最後に閉店したが、渋谷区宇田川町に老舗のジャズ喫茶があった。

スクリ−ンで、ライブ映像を鑑賞させてくれる店で映画館のように通った。
コ−ヒ−一杯¥500で居座るのも申し訳なく、最低3杯は追加してリクエストしたものだ。
オヤジさんは頑固で毒舌だが、ジャズを語る姿は純粋で歯切れが良かった。
くわえ煙草でコ−ヒ−を入れる姿は渋く、セピア色の写真が似合いそうな老師的な存在だった。

97年12月は仕事が多忙極めた為、翌月に顔を出すと突然「閉店」の貼紙があり、同時にオヤジさんの連絡先も書いてあった。
年代を越えた関係が心地よかっただけに残念だったが、思い切って電話をして、渋谷スペイン坂の喫茶店で待ち合わせた。
当時、私のような若造でも礼儀を持って接すれば、しっかり対応していただいた。
戦後のジャズシ−ンや秋吉敏子、渡辺貞夫の若きエピソ−ドなどを懐かしんで語る口調は今も忘れられない。
寒空の渋谷でジャズの老師として有名なオヤジさんこと、宮沢さんと最初で最後のジャズ談義をした良き思い出がある。

あれから約10年の時が経ち、昨年07年4月に享年92歳でお亡くなりになっていたことを最近知った。
ご冥福をお祈りいたします。
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2008年12月08日

やせ我慢も必要だ

先程、ル−ルよく自転車で滑走中、側溝に前輪を取られ単身転倒。
どうやら着地の仕方を忘れたらしい?

左前からバランスを崩し、左ひざで全身の体重を支えたので、骨の髄まで軋んで擦り傷にはなるわ。
目の前には、若い女性や中年の信号待ちの人がいながら、誰も何事もないようにその場を立ち去る。
何か一言声をかけてもらえば、恥ずかしさもまぎれるのだが、そこには微妙な空気があるのみ。
こんな経験は誰もがしてるんじゃないかな?

痛いのに、「痛くない」と言い聞かせて立ち上がりその場を去る。
若い時は猫並みの弾力と俊敏さがありながら、今では“錆付いたブリキロボット”のように体の動きがぎこちなくなる。
それでも完全に転倒しなかったのは、柔道選手だったというアホな片意地があったからだ。
これが試合だったら、喧嘩四つの相手から左体落としをくらって、有効ポイントは取られただろう。

時には、やせ我慢も必要である。
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2008年12月07日

可愛いお絵かき少女

“ノ−マン・ロックウェル”という米国の画家をご存知ですか?。

たぶん1度は目にしたことがある絵画名“ランナウェイ”は有名かと思います。
ディティ−ルは小さなバ−カウンタ−の後方からで、左に太った警察官、中央にバ−マスタ−、右には家出をして保護されたと思しき少年が描かれており、足元の荷物が妙に愛らしい。
少年の家出を巡り、警察官が話を聞いている場面も微笑ましい。
著作権の関係で安易に作品は公開できませんが、見たらすぐ分かると思うので調べてみて下さい。

そんな情景を思い浮かべながら…。
時折、お近くにお住まいの親子がご来店する時があります。
先程のフレ−ムに人物を充てれば、左にほろ酔い気味のパパ、中央には私かママ、右にはクリッとした黒目が可愛いKちゃんの配置かな。
そしてKちゃんは持参のお絵かき帳と色ペンで、仕事をしている私やママの姿を描いてプレゼントしてくれます。
その絵はCDケ−スのジャケットに入れて保管しています。
隣のパパもトロ〜ンとした顔で仕事の疲れを癒しています。

私も幼い頃、父の行きつけの寿司屋に連れられて、こんなことをしていた遠い記憶がある。
父は板前さんや他のお客さんらと談笑しながら酒を飲み、そんな大人同士の会話をBGMにして育ってきた部分もあるようだ。
今では私が板前さん役になってしまった。

帰り際、寒い夜道を親子二人で手をつなぎ、歩く後姿を見送りながら手を振るKちゃんに「酔っ払いのパパだけど大目に見てあげてね…」と熱い電波を送るのだが。
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2008年12月05日

不思議な男の友情

先月、私の同級生でもある社長T氏が誕生日だったらしい。

その昔、T氏と職場を共にしたH氏が「誕生日を祝して、今から日本シリ−ズを観戦しに行こう」との誘いで、当日午後から関越道を経由して車で4時間。
予め、内野席のチケットは取ってあり、場当たりではなかったにしろ、相変わらず豪快なことを決行してしまう二人である。
この日の主従関係は当然「主=T」「従=H」のはずだが、日帰りの高速をほとんど運転したのがT氏だったことから、何か気遣いを超えたピュアな関係であるようだ。
推測だが、高速上の車内で仲良く分け合った誕生ケ−キを食べさせあっていたかもしれない。
…不思議な男の友情である。
(8月8日ブログ参照)

誕生日は照れるけど嬉しい。
私は昔から女性の誕生日は気遣うが、男の誕生日は単なる日付越えの認識しかなかった。
そして見返りを期待しないのが男の流儀であろうか。
昨日4日、数少ない側近者しか知らない私の誕生日だった。
T氏からネ−ム入りのホ−ルケ−キを頂き、しかも実年齢よりも2本も多いロウソク付きである…?。
照れくさくて満足に顔を見れなかったけど嬉しかった…あがうとり。
その後、イタリア軒のロビ−で待つH氏の元へ向かい、またまたまたまた…夜の古町に消えた。

昨晩は何処に行ったのやら…。
posted by GIG at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月04日

欲しい…でも迷っている

『上州三日月村の貧しい農家で生まれた紋次郎は…』のナレ−ションで始まり、名台詞『あっしには関わりがないことでござんす…』から物語は大きく展開していく。
主題歌の“どこかで誰かが”がテンションを上げてくれる。

72年放映の中村敦夫が演じる“木枯し紋次郎”DVD10枚組を購入しようかためらっている。
理由は以前、あるDVD/BOX3巻(全105話)を揃えたものの、その後は見返すことなく、ボ−ドに背表紙が並んでいるだけ。
例えば小学生の頃、机の本棚にある百科事典みたいなもので、そのまま埃が被っている様子。
「いつか見るかも」で保管に満足してる感覚かもしれない。
そのコレクション感覚を少し見直している今日この頃である。

今日は自身の誕生日なので、まぁいいかな!
あ〜、また何かにこじつけているおじさんがいる。
posted by GIG at 12:49| Comment(0) | TrackBack(0) | Diary & Social | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする