87年 ハ−ビ−・ハンコック・トリオ ドイツのライブ映像を観かえした。
HERBIE HANCOCK TRIO
HERBIE HANCOCK(P) BUSTER WILLAMS(B) AL FOSTER(Dr)
私を夢中にさせたのが、黒人ドラマ−のアル・フォスタ−。
きっかけは、84年頃のソニ−・ロリンズ日本公演で来日したときの印象が強かった。
シンプルなセッティングで、多様なバリエ−ションで鳴らしまくる。
シンバルレガ−トは、粗削りながら野性的だった。
このライブでは、持てるもの全てを出し切っているようだ。
ロリンズの時以上に、ハ−ビ−がドラムソロのパ−トをたっぷり与えて、アルがそれに応える。
口元で唸りながら、恍惚な表情でパワフルに叩きまくる姿が、演奏の素晴らしさを物語っている。
その風貌 「ニュ−ヨ−クのジャズマン」 という響きが、最も似合いそうなドラマ−だ。
当時から一匹狼タイプのセッションドラマ−で、方々から引き合いが多かったのも頷ける。
ライブ映像での、パワフルなロングソロは当時43歳。
アル・フォスタ−、現在64歳になった。