2020年09月20日

Jazz Talk Vol.104

ほぼ満席のざわめきの中、客席の照明が落とされ、ステージ上の4人組にスポットが当てられる。

ドラムのハイハットがきつく締まり、ピアノが指でテンポを示し、ハミングでカウントをとると、音の洪水がうずまき、テーマが終わるとフリーフォームに突入する。
アルトソロから、ピアノソロにベースソロと音がつながり、アルトとドラムの4バースのあとテーマへ戻り、絶頂感の中で全員が顔を見合わせ、見事にエンディングを決めた。
沸き上がる拍手と歓声の中、メンバーはステージで、嬉しそうな笑顔を漏らす。

そんな演奏をかたどる過程を耳に、魂が宿る渾身の 「ライヴリポート」 をまた書いてみたいよ。

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2020年09月19日

無題雑記 247

初めての 「スマホストレス」 である。

操作をしながら 「よくもまあ、こんな複雑なモノを持ち歩くものだ」 と思うより 「かんたんなことを複雑にするもんだ」 と、妙に感心している。

それでも、携帯電話が普及し始めたころ、早い段階から会社にあてがわれた。
まだ、本体も高額で通信料も安くなく、どこへ行こうが捕まる煩わしさの中 「これからは、便利が自由を束縛する時代が来るなあ」 と感じたが、生活力に恩恵を受け、それまで以上に仕事もはかどった。

しかし、コミュニケーションより、本音を隠して 「感じのよさを演出するいびつな道具」 にも変わった。
僕はスマホで遊ばないし、きっとやれば楽しいのだろうが、SNSでつながってまで、人と交流を広げたいとは思わず、シンプルな選択が始まる人生の矢先で、幅広い交際を求める必要はなくなる。

だけど、楽しく生きずして生を受けた意味はないため、自分自身が変化にどう対応するべきかを決めていくことが大事で 「大切な人とコミュニケーションをするための道具」 にしたい。

スマホを操作しながら、これほどまで 「習うより慣れろ」 の言葉が合う商品もない。
来月、79歳になる母親も、ガラケーからスマホ、それも 「らくらくホン」 に切り替えて、調子こいてる。

当面のライバルは 「おかん」 である。
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2020年09月18日

曲がり角

菅内閣が発足し、21名の閣僚が発表された。

その内、50代は9人で、僕と同じ 「55歳」 が、3人任命されている。
年齢については、このあと少し綴りたい。

米国に定年制度がないのは、憲法で 「年齢差別」 につながるからだという。
しかし、日本は雇用の延長、内規で承認されない限り、定年制度は適用される。
するとそれまでの 「知識×経験×気力」 は、否応なしにリセットされてしまう。

そうなると蓄積されたノウハウも失われるため、現行の60歳で会社を辞める理由は効率的ではない。
運用がダメなのは、不適格な人物が役員で残り、権限を乱用して老害の如く、組織を私物化するから、仕組みが悪あがきしていびつになる。
この場合、気力をもって知識と経験を生かして、健全に働くのとは明らかに違う。

菅首相は71歳、麻生副首相は最年長の79歳、他の閣僚は60代がひしめいている。
普通の会社なら、とっくに定年退職している年齢なのに、舵取りをできる能力があり、他人の力も借りる割り切り能力があれば、やめる必要はどこにもないはず。
むしろ、年齢を考えすぎると、成果は遠退くと思えるし、年齢に応じた自信と知恵もある。

おそらく、何かの 「スペシャリスト」 にならないと、定年退職は規定通りに迎える。
55歳は定年退職を見据えた 「曲がり角」 に差し掛かっているため、規定通りにリセットをするもよし、もうひと踏ん張りして行けるところまで挑んでみるのもよし。

僕は組織の肩書も定年もないから、選択肢は愚直に 「コーナーカーブ」 を回るしかないんでさ。
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2020年09月17日

悪戦苦闘

家電量販店で、妻は2台目のスマホに買い替え、僕は初めてのスマホを手にした。

このまま、ガラケーでも不自由はないが、世の流れに詰んだ。
聞き慣れない用語を理解するのが大変で、本来の機能の三分の一も使いこなせれば上等か。

日進月歩の多機能時代。
まるで 「夜道に迷った狸」 になった心境。
妻や知人には 「小学生でも、わかるように説明してケロ」 と申し出、気長に覚えていくつもり。

それでも 「悪戦苦闘」 の最中。 
今はメールなどの返信がなくても、他意あることではないため、当面の連絡は直接電話をしてくれ。

「シンプルな世界」 で暮らしたい。
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2020年09月16日

Cowboy

連日 固い話を綴っていたので、ちょっと話題を変えて。

先週、酒類のバイヤーである、お客さんの話によれば、コロナ禍でカシスやカンパリなどのリキュール、ジンやラムのスピリッツの売れ行きが好調だとか。
実感は薄いが、リカーショップのコーナーには、ベビーボトル (少量サイズ) の扱いも増えている。

家にいる夜が長いため、自宅でカクテルとシャレこみたいのだろうが、一過性の購買であろう。
シェーカーやメジャーを揃える人もいるようだが、悪いことは言わないから、やめておいた方がいい。
彼女を部屋に招き 「俺のカクテル」 と称して、手首をくねくねとさせるのだろうが、そんなにうまくできる代物ではないよ。

二か月もたてば、もういい加減に飽きて、用具はほこりをかぶり、リキュールの口元は甘味料で羽虫を部屋に呼び込むのがオチだし、リキュールやスピリッツを棚に飾るだけの自己満足で終わる。
作るのに興味があるなら、テクニックも必要だから、客がいなければ、材料と用具で作らせてあげるよ。

僕が自宅でカクテルを作るなら 「 カウボーイ 」
常に冷蔵庫には牛乳があるので、バーボンウイスキーと割るだけ。
ガムシロを加えてもいいし、口当たりをマイルドにしたければ、百円ショップの電動ホイッパーで十分。
仰々しい用具もいらず、夏はアイス、冬はホットで、手軽なナイトキャップになる。
ウイスキーが得意でない人は、ここから口慣らしすればいい。

さすがに自宅用にリキュールは買ったことないが、若いころはスピリッツ、それもジンは常備していた。
冷凍庫で冷やしたジンを氷の入ったグラスに注ぎ、トニックを満たすだけのカンタン 「ジントニック」
風呂上がり、バスタオルを肩にかけたまま、最初はチビチビ、最後はキュッとね。

家であれこれと揃えるのも限界があり、できる範囲で楽しむのがベターだが、ジンは冷やしておくべし。
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2020年09月15日

石破潰し

新総裁は 「菅 義偉」 に決定した。
地味な表情に心細さを感じるが、人は見た目ではないからね。

コロナ禍における、政治の空白は許されないため、今は変化よりも前安倍政権の継承を優先したのは妥当かと思える。
本当の意味では、任期満了となる来年の総選挙だろうが、自民党は相違があっても、最後は一致団結する強みは日本中が認めるところ。

個人的には、与野党は別に 「石破 茂」 に興味がある。
一過去、新潟一区 「石崎 徹」 は石破派の所属だったが、会派を脱退して、無派閥になった途端に、秘書への恫喝問題をおこして、実質上の政治生命を絶たれた。
形勢不利と判断したのか、今回は菅に地方票を投じたから、頑固と優柔不断さが目に余る。

男は権力への執着が高く、その行方には敏感だ。
時の権力者を嗅ぎ分けて、功利計算をして取り入ろうとする。
彼が石破に一票を投じたら 「まだ見所あるな」 と思ったが、自分を認めて面倒を見てくれた人にまで、手のひらを返す態度を示した。

今回、4回目の落選をした、石破は最下位。
「石破潰し」 とも思える票の行方だったが、本流の圧力で石破派は冷や飯を食わされて、派閥が崩壊しなければいいが。

来年の新総裁選挙は、クレバーな候補者、いわゆる隠し球候補も現れるだろうが、5度目の挑戦をしてほしい 「石破茂の胆力」 如何に。
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2020年09月14日

日本国旗

14日 午後 「 Change Leader 」 となる日本。

今回は、党内論理がひしめく、一方的な派閥決定に思われても仕方あるまい。
次期首相候補の面々を見て 「人の上に立つ人間は、どういう人が適任か」 あらためて考える。

リーダーの能力は、全て優秀ではないし、たやすく求めてもいけない。
自分の個性を生かして、脆弱な部分は人を登用して、成果に直結させるのが理想的。
そのための目標を設定し、目標を達成するために、個人や組織に影響力を与えるのがリーダー。
閣僚は、人・モノ・金・情報・時間の共有財産 「国民資源」 を効果的に活用するのがマネジメント。
会社経営とほぼ同じだが、だれに 「日本国旗」 を振ってもらうか、これが 「リーダーシップ」

その上で、理想とするリーダーの条件は、感情の出方が 「わかりやすい人」 がいい。
リーダーになる人は、自分の感情を周囲の人に理解させて、その感情で人を動かすことができる。
ただし、感情は悪用できるから、人の上に立つ条件に 「人柄」 はついて回る。
「何を考えているのか、わからないリーダー」 ほど、周囲を困惑させるリーダーはいないからね。

昼下り、7年8か月ぶりの 「新総裁が誕生」 している。
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2020年09月12日

屁理屈男

近年 法律や契約に違反してなければ、何をしてもいい考えが社会にはびこっている。

数日前、飛行機内でのマスク着用をめぐる騒動も似たようなことだが、何かあると 「義務」 か 「任意」 「告知してない」 など、スムースに流れている、公共の場で手間をとらせる。
表向きは法律違反でないが、社会の大半は規範や不文律をもとに 「わかりました」 で事なきを得る。

それをいちいち話の腰を折って 「だって」 「じゃあ」 「でも」 「どうして」 と、濁点まみれのわがままが多くなってきたのは、僕の記憶によれば 「逆に」 という言葉が多用されてきた時代にさかのぼる。
社会もその言葉に毒され、批判ばかり探すようになり、それが 「クレーマーの才能」 を生みだした。

それもよく聞いていれば、逆のことでもなく、大した反論でもなく 「濁点を枕詞にしているだけ」 だが、次第に屁理屈が正義となり、被害者意識も増幅され、自我の崩壊した厄介なタイプに変化していく。
本人は 「反対理論で社会を鋭く斬る」 と思っているようだが、矛盾ある 「屁理屈」 はうっとおしい。

これが今回、飛行機を新潟空港に緊急着陸させた、マスク騒ぎの全容だと思うけど。
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2020年09月11日

反面教師

8日 釧路発、関空着の飛行機内で、客がマスクの着用を拒否して、乗客乗務員に威嚇行為をした為、新潟空港に臨時着陸を余儀なくし、機内から追ん出されたとか。

35年前のことだが、古町の坂内小路のラーメン店での出来事を思い出した。
あれはスナックの帰りに、ひとりでラーメンをすすっていたときのこと。
午前0時を回っていたので、コの字型のカウンターには、ほどほど酔った客も多く、同じ並びには、泥酔サラリーマンが犬食いをしながら、何やら店員に大声でクダを巻いて、周囲に迷惑をかけていた。
当時は、よくあることで大して気にせずも、次第に物言いのくどさに、他の客もイラついてきた。
しかし、泥酔サラリーマンは、店内にどういう客と居合わせていたのか、想像力が欠けていたのだ。

背を向けたテーブル席には、某組の組長らしき人物と舎弟らしき二人が、物静かに食事をしていた。
すると一人の舎弟分が立ち上がり、その男の襟首を鷲掴みにすると、無言で入口から叩き出した。
男は一応の抵抗はするも、もう一人の舎弟分も立ち上がったため、ようやく自分が置かれている状況を飲み込めたらしく、すごすごとおとなしく店を後にした。
舎弟分は 「コイツの勘定、コッチにつけといて」 と店員に申し出て、食べ終わると 「ごちそうさん」 とさりげなく勘定を済ませて店を出て行った。

矛盾する立場で、決して 「ほめられた生き方ではない」 が、昔はこれなのだ。
自分たちの街 (縄張り) は、自分たちが監視する、自警団のような役割もあった。

肯定しないが、白黒つけられない灰色さこそ 「反面教師」 で、そんな出来事を思い出した。
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2020年09月10日

Lip Cream

9日 お店に向かうため、身支度をしていた18時。
突然、雷鳴と共に氷まじりの雷雨が降りだし、今夜の営業を憂鬱なものに変えた。

昔は 「雨の日 風の日 訪問日和」 とも言われていた。
天候の悪さが、良縁的な出会いを引き起こし、偶然に居合わせた連帯感が、その夜限りの仲間意識が生まれたりする。
光溢れる街中では、そんな出会いは少なくないが、勝手なストーリーが思い浮かんでしまうもの。

雨降る浅い時間、買い物帰りの主婦が 「食前酒」 を一杯飲みに、扉のカウベルを鳴らした。
主婦とはおそらく、日常の細々な用事を器用にこなしながら、所々に自分の居場所を作るもの。
洗濯をしながら、掃除をしながら、料理を作りながら、10のことを同時に考えて行動できるのが女性。
それでいて 「あっ、もうこんな時間、早く帰って夕食を作らなくちゃ」 と、次の日常場面に移動する。

グラスのフチに残された 「 Lip Cream 」 の跡を洗いながら、理屈と違う感性で 「男も女の生き方をもう少し見習わないとな」 と思った。
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