2020年04月08日

日常願望

自粛の影響で、店の仕入れも小さくまめに買い出している。

通常であれば、一週間の予想人数を割り出し、特売日に生鮮食品を揃えるが、今は見込が立たない。
手にしたくても、鮮度を保てるか、廃棄にならないか、普段よりも神経を要する。
注意喚起と衛生管理を徹底し、毎夜の営業に備えるだけだ。

そんなとき、心を和ませてくれるのが、部屋の窓から見える、桜の開花模様。
これからは、チューリップやツツジなど、街の花壇で目にすることも多くなる。

世界的な絵画の巨匠 「モネ」 は 「花がなければ、画家にならなかった」 と言い遺した。
日々の暮らしで、なにげない出来事、心象風景にめぐりあうから、生命力もみなぎるもの。
花木を感じなかったら、人の心は乾いてしまう。

夕方、地べたにゆっくりと落ちてゆく、ピンクの花びらを見ながら、早く日常が戻ることを願う。
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2020年04月07日

男前精神

7日 7都府県に 「緊急事態宣言」 が発令され、8日に施行される見通し。

危機的状況をさかのぼれば、08年 リーマンショックの経済危機、11年 東日本大震災の破壊規模。
そして今年、新型コロナウイルスの感染による命の危険にともなう、医療崩壊と瀕死の経済ダメージ。
局面を打開したら、すぐに 「経済復興」 に切り替えないと、日本は破綻してしまう。

「伸びきった膝では、ジャンプできない」 という言葉がある。
望まぬ状況下、上から押さえつけられた分だけ、反動の力も大きく生じる意味だ。

我が青春期 「ツッパリブーム」 全盛で、アホの多い時代だった。
アホを象徴する姿勢に 「うんこ座り」 という、独特な座り方が流行った。
あれはコトが起きたら、すぐに立ち上がるアイドリング状態、云わば 「待機姿勢」 を示す。
その時、地べたに尻をつけてたりすると、やる気がない 「ハンパモノ」 に見なされる。

それと同じで、青春の血筋のような 「男前精神」 は、こういうとき大事なんだ。
僕は何者でもなかったが、40年前の青春を正当化したければ、ここで 「腐っちゃいけない」 と思う。
その意味で、地べたに尻をつけてはいけないし、膝を伸びきらせてもいけない。
使い古された言葉だが、シンプルに 「みんなでがんばろうぜ」 が、更年期の心にしみる。

今、こういう言葉をいう人は少ないが、男前 「みつをさん」 なら、きっとこう言うだろうな。
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2020年04月06日

無題雑記 228

5日 外出する時間帯は、雨の予報。

今は晴れているが、念のため傘を手にして運動がてら、川沿いの桜並木を散歩する。
途中、春雨がさらさらと降り 「満開の桜」 が煙って見えた、自然現象も風情だった。

湿った空気感で白山公園を横切ると、視界をさえぎる露店がないので、本来の庭園が目前に広がる。
そんな遠回りを経て、閑散とした古町の喫茶店で会話をしたり、書店へ立ち寄ったり、新しい商業施設 「古町ルフル」 を見て回ったり、気分を入れ換える時間に使った。

手荷物が増えたところで、すっかり暗くなった柾谷小路を歩く。
萬代橋から見える、東岸のマンション群の窓辺はすきまなく、こうこうと光るのに対して、どこのホテルも窓辺に灯りがなく、その不気味にそびえたつ物体は 「巨大な影絵」 のようにも見える。

今夜の予定はない。
ケータイアプリの万歩計は 「12.150歩」 表示され、小雨が降る中、ずいぶんと歩いたものだ。

湿気を帯びた部屋で、日曜の夜を過ごす。
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2020年04月05日

店の看板

4日 惰眠を貪る。

寝覚めで耳にしたのは 「今日、東京で118人がコロナに感染したんだって」 と妻の不安げな声。
連日、朝刊を広げるとコロナ関連の見出しからはじまり、その深刻さは目に留まる。

ため息一つ、部屋のカーテンを開けると 「桜が満開」 になっていた。
これほど、桜の艶やかさと見る側の気持ちが離れた瞬間も久しくなかった。

おもむろにつけたテレビから、バラエティー番組で、はしゃぐ笑い声が聞こえてきた。
だが、この渦中で笑う気分にはなれず 「うるさい」 とばかりに、リモコンでスイッチを切った。

気分は滅入っても 「店の看板」 は 「お客さんとの契約」 である。
店を当てにして、足を運んでくれたのに、気乗りしない理由だけで、店を休むわけにはいかない。

気にかけて来てくれるお客さんもいれば、気にして電話をくれるお客さんもいる。
自粛だからと立ち尽くせないし、社会秩序と自己責任をあわせ持ち、誠実に営業しなければならない。

そして 「日常が戻る日」 を待つしかない。

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2020年04月04日

毎夜看板

新型コロナウイルスの影響で、過去に類のない 「束縛感」 を強いられている。

重苦しい雰囲気は仕方ないが、あらためて 「あたりまえの日常」 が身にしみる。

気兼ねなく、夜の街で楽しく食事をしたり、買い物客で賑わう雑踏を歩いたりできる幸せ。
仕事の上積みで、余暇や飲食を満喫できるわけで、それが叶わなければ、日常が空しく感じるだろう。

コロナストレスの原因は取り除けなくても、軽減することすらできないというのか。
そのあたりまえが 「あたりまえでなくなった衝撃」 は強烈である。

それでも、僕は毎夜 「看板を灯す」 しかない。
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2020年04月03日

早春心情

早春に人知れず咲く、沈丁花の香りを嗅ぐと春を感じて、間近な桜の開花に心躍るはずだった。

今、心情を再現する気になれないご時世。

香りは記憶と直結している。
コロンの名前はわからぬが、だれかに似ている香りに気づくと、その行方を追ってしまう。

それが、ふたりにしかわからない香りであればなおのこと。
意識的に思い出そうとしなくても、無意識に思い出す存在。

健全な体には、健全な嗅覚が宿るもの。
ただし、過去の香りを懐かしんで、香りを追いかけてはならない。

その香りは、もう違う人の香りになっているからね。

夕方、部屋の窓から見える、桜のつぼみがほどよく開花し、風にゆらゆらと揺れている。
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2020年04月02日

三密喚起

一体、これがいつまで続いて、どこまで自粛すべきかわからない、新型コロナウイルスの注意喚起。

「もう、勘弁してくれ」 とみんなが頭を抱えたくなるが、毎日の報道は注視しなければいけない。

「 3密 」 ( 密閉・密集・密接 ) の注意喚起が発令され、東京都では複数の業種が名指しされた。
対象は、カラオケ・ライヴハウス・バー・ナイトクラブなど、接客や接待のともなう夜間の飲食店。
直接的な表現は使わないが、暗に 「風俗店」 もさしているのは、みんながわかっていること。

96年 「 o-157 」 の特定源にされた 「カイワレ大根」 のように、可能性の高さで報じられる。
また、いろんなタイプの店が槍玉になるが、支援策を含めた発表でないと、経営努力も報われない。
緊急事態は理解しているし、対応を差別や冷遇と思ってないが 「言いっぱなし」 だけはいけない。

想像を張りめぐらして、一体となれる指針を示してもらわないと、焼け野原になってからでは遅いわけ。
東京を 「対岸の火事」 で見ている人はいないし、いづれ新潟にもふりかかってくる問題だからね。

僕が言いたいのは、ここだよ。
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2020年04月01日

2020 April

大人の隠れ家   Jazz Bar GIG

Infomation

(定休日) 5日 (日) 12日 (日) 19日 (日) 26日 (日) 

  29日 (水/祝) 営業いたします。
 
お電話いただければ、お席を確保しますので、お気軽にどうぞ。

住所     新潟市中央区 東大通2−9−5 
電話     025−247−1644
営業時間  19:00 ⇒ 26:00 (平日・祝日) / 27:00 (週末・祝前日)
定休日    日 曜  (連休の場合、連休最終日を振替休日)  
客席数    カウンター10席  ボックス席あり

Cover Charge ¥ 700

スコッチ 6大ウイスキー
アイラ  アイランズ  ローランド  ハイランド  スペイサイド キャンベルタウン

世界 5大ウイスキー 
スコットランド アイルランド アメリカ カナダ 日本

その他、ビール カクテル各種 バーフード 「メニューブック」 ご用意しております。

つれづれなるままに

「 Bill Evans 」 のアルバム 「 You Must Believe In Spring 」 (76)

直訳すれば 「あなたは春を信じるべき」 (かな)

今、みんながそんな気分で、本当の 「春の訪れ」 を待ち望んでいる。

アルバムの中から、僕の好きな曲 「 B Minor Walts 」

3分間、目を閉じて、曲に耳を澄ませば、今までとは違った 「桜の開花」 を感じるだろう。

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2020年03月31日

富山転勤

彼 東京都出身 「35歳」 の男性客は、月曜の浅い時間に、店で寛ぐことが多かった。

新潟で4年半の任期を終え、明日4月1日からは 「富山勤務」 となる。
最初は、会社の上司と来店していたが、上司の転勤にともない、次第にひとりでくるようになった。

住まいが近所だったので、深夜のコンビニで顔を合わせたり、割と近い場所をすれ違っていた。
道すがら、重い足どりで疲れた顔をして歩く姿を見かけたり、時が移ろう場面も見かけた。
趣味はサーフィンで、連休を利用しては、バリ島で大人の休息を楽しめる、自立心も旺盛である。
あとは甘えを許される女性と、家庭という最小限の安らぎの場だなと、よく冷やかしたものだ。

新潟の暮らしで 「思い出はバスセンターのカレーです」 だけでは、あまりにも浅すぎる。
彼の存在を記憶にとどめ、新潟に縁があったときには、立ち寄ってもらえば、職業冥利でさ。
僕も来店した客の顔はそうそう忘れないし、店に相応しい客であれば、いつでも、いつまでも歓迎する。
バーは人柄が残る場所で、その 「人となり」 が、ひとりで 「旅立つ港」 になるのかもね。

20年後、新潟支店長で赴任して、今度は部下を連れて来てね (笑) 
そのとき、僕は 「75歳」 だが、人生どうなっていることやら。

See You ✋
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2020年03月30日

外出自粛

自粛疲れは一変、週末の東京に厳戒態勢が敷かれたため、週末の新潟も閑散としていた。

休日、気分転換と買い物を兼ねて、のんびりと街歩きをした。
人影はまばらで、集団を見かけない。
集団で動くにしても、なにがしの大義名分がなければ、集団行動は形成されない。
今は、交友関係も一時停止しているようだ。

好立地の飲食店でさえ、席数と客数が不釣り合いすぎるほど、閑散としている。
僕自身、バーのオーナーとして、生活の保障さえあれば、理想は国が云うように店を休業するよ。
しかし、それができない 「苦悩」 と 「焦り」 が、至極真っ当な 「庶民生活」 であってさ。
それなのに、生活に不安のない立場で 「お肉券」 「お魚券」 と、臆面のないことを言えるよな。

さもや 「国民をバカにしている」 のか、冷たい風にさらされたことのない、お役人の考えることだ。
それを言うなら、生活のできるシステムを国民と一緒に考えれば、そうそう文句は言わないよ。
それでメシを食えるなら、国の云うとおりにするし、何よりも 「希望」 をもって生きていける。
歩いて感じたことは、得体の知れない影が、気を滅入らせるような 「濁った空気」 だった。

この空気、以前にも感じたことがある。
そうだ、9年前の東日本大震災の時だよ。
騒ぐでも文句を言うでもなく、ただ黙って歩くだけの乾いた現状認識。
個々に孤立しているようだが、全体としては同じ思いであるから、その気持ちは共有できていた。

今は多く語らずも、それぞれの場所と思いで、新型バカウイルスに 「弱い立場」 で対峙している。
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